高橋由典さんという京都大学の研究者の理論に、「体験選択」とかいう不思議なものがある。
ざっくりと要約する。
「あるものごとに、こころをうばわれて、それに没入して、あっちの世界にいってしまう。その後、かれが、あっちの世界から、こっちの世界に、かえってきたとき、まったくの別人になっている。」
たしか、こういうことを、マックス・ヴェーバーの行為論などをひきながら、社会学的に理論化している。
おもしろい本なので、ぜひオススメです。
教師とか、学校の先生といわれるひと。親の立場にあるひとは、ぜひよんだらいいとおもう。
ぼくはむかし、このひとの研究室の門をたたきたいとおもって、しらべたけれど、そのときは院生を募集していなかった。まあ、とても門をたたきにいけはしない、ひきこもりだったので、どだい無理な話だったが。
いまなら、ちょっとおしゃべりしてみたい。
居酒屋でなら、たのしくはなせそうな気もする。
- 作者: 高橋由典
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- 作者: 高橋由典
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行為論的思考―体験選択と社会学 (叢書・現代社会のフロンティア)
- 作者: 高橋由典
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
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