ぼくの居場所について。

正直にいう。

いまの職場は、ええひとがおおいから、やめられへん。

ハッキリというが、組織のありかたとしては、まがりかどやとおもうし、ほとんど終わりにちかいくらい疲弊している。

しかし、ほとんどのひとが、ええひとなのである。

ほんまに、それがおもしろい。

ええひとと、ひとつの場を共有できていることが、すべてをチャラにするくらい、たのしい。

そこにいる人間を当事者として、ながめていられることが、めっちゃたのしい。

それだけのために、はたらいているといってよい。

これほど人間くさくて、ピュアなひとたちが、あつまっている集団もすくないんじゃないか。

ぼく個人としては、ここでの仕事は、ほとんど「労働」という無味乾燥なものとしかおもえなく、過酷で、非生産的で、つねに過労死とか、鬱とか、自殺とかがちらつく職場だけれども、人間くさいという一事が、とてもたのしい。

これほど人間のことを自分のこととして、勉強できる場もないとおもうほどだ。

ちょっとポジティブに、うけとめてみた。