『I"S(アイズ)』をよみきりました。全15巻の中頃からは、ふつうに、没入するくらいに、おもしろがっていました。
よみきったあと、つぎのようなことが頭にうかんできました。
「なんてこったい。よい漫画であった。はずかしながら、すごく自分をみているような主人公でごさいました。これは恋愛を題材にしているけど、主題はそれではないな。いきることについての根源的なことをテーマにしている漫画だとおもう。 そうか、この漫画は、hideの死の前後に、やっていたんだな。なるほどなあ。」
これ以上の読書感想文は、かかない方がよいような気がするけれど、どうしようか。
1998年前後のころの人間には、いったいなにがあったのだろう。この漫画が人気になる時代で、hideが人気になる時代で、hideが愛される時代で、hideがひとを愛する時代で、hideがうっかり無意識にのみこまれて死んでしまう時代で、、、あと、司馬遼太郎がちょっと厭世的になりつつ死んでいった時代で、、、
『I"S』という漫画は、人間のとても素朴で、ピュアな部分をえがいたものでした。ひとことであらわすなら、「嘘をつけない人間の物語」だとおもったので、以上のようなことや、シェアした記事のようなことが、頭のなかをかけめぐったのでしょう、とおもっておきます。