「メンタルがよわい」などと、自分でいうひとや、なんらかの精神的な疾患について、自分で感じとっているひととのやりとりを継続している。
彼らの世界に、はいりこみすぎて、こちらまで、変な感じに何週間もなってしまっていて、いま、たてなおすのに、必死になっている。それで、はいりこんだあと、ちょっとでてこれたとおもったら、実はそのでてきたところは、入口とは別のところで、しまっていた扉をあけて、でてきてしまったみたいになっている。
やりとりしている彼らにあたえる影響もあるとおもうが、ぼく自身が、自分なりの人生設計をしっかりして、「今後、自分のちからで、いきていこう」という、そういうふうに、とても影響をうけている。
昨日、藤川球児をじかに、ひさしぶりにみて、藤川球児がメジャー経験について、挫折をみとめながら、しかし、自分なりのベストをつくして、いきることを選択したことをかたっている記事をおもいだした。
橋本 メジャーでもいろいろ経験して、純粋に野球にのめり込みたいみたいな?
藤川 のめり込まなきゃというのもあって。契約もあったし、常に結果出さなきゃ結果出さなきゃってやってたんで。向こうだとトレーニング施設から練習プランから、まず今日何するか、明日どうなるかもわからない。いっつも上のほうで首があっぷあっぷなってる感じでしたから。最後これポキンって切れて終わるなと思って。その前に精神的にも安定して野球したいなというのも大きかったですね。
正直に、こういうことをいえるのは、かっこよいとおもう。やっぱり、むかしから、藤川球児は、ぼくのヒーローだ。次元のちがう世界での話だとおもう。しかし、ちいさな世界ではあるが、ぼくがことばにしたいことを、ほぼ完璧に、代弁してくれているとおもう。
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余談にながれすぎている。
なにがいいたいかって、「メンタルがよわい」などというひとの、ことばにならないこころの声を、面談というやりとりをとおして、代弁というか、かわりに言語化するということが、けっこうできているのではないかと、すこし手ごたえを感じている。
エスノグラフィーとか、なんかそういう記述の技術を訓練して、身につけることができれば、そういう仕事で、なんとか、ちいさくても、生計をたてて、いきていけるのではないかとか、多少すがるおもいで、おもったりしている。なんか、俯瞰的に、そのひとの物語をえがいて、道筋をしめして、一歩ふみだすきっかけをあたえるというか。
その辺の業界のこと、まったくしらないので、しりたいので、おしえてほしい。