西森博之(『今日から俺は』の作者)の漫画の個人的オススメ

西森博之本』というのと、短編集がでていたので、かった。西森博之といえば、『今日から俺は』のドラマ化で、ひさしぶりにホットになったから、こんなのがでたのだとすると、ファンとしては、けっこううれしい。

ということで、個人的にすきな西森博之漫画をオススメしようとおもう。
目次

①『天使な小生意気

ぼくは、この漫画から、西森博之をしった。正直なところ、西森漫画は、この漫画で完成してしまっているとおもう。物語のテーマ性が、すばらしくて、哲学しちゃう系の漫画ともいえる。「男らしさってなに?女らしさってなに?自分らしさってなに?いきるとは、どういうこと?」っていう、近代人がもつ普遍的なテーマをしっかりとえがかれていて、ひとつの回答をあたえてくれているとおもう。爆笑できるギャグはないけど、終始ホッコリさせてくれるようなわらいがある。そして、主人公側の登場人物たちが、ほんとうに、みんなかっこいいのだ。『今日から俺は』ほど爆笑できないけれど、ワクワク感は『今日から俺は』以上だとおもう。

②『今日から俺は

この漫画以上に、わらった漫画はない。今井監禁は、ほんまにわらった。最初の方は、絵がまだ下手くそなのだけど、5巻くらいで安定するので、ドラマから興味をもったひとも、ちょっと我慢して、ぜひ一読するとよいとおもう。

③『道士郎でござる

道士郎でござる 1 (少年サンデーコミックス)

道士郎でござる 1 (少年サンデーコミックス)

この漫画もめちゃくちゃわらえる。ギャグセンス的には、この漫画も奥がふかい。ただ、巻数がすくなくて、最後、一気にまとめにはいっている感が、素人でもわかるので、ちょっとものたりないかも。道士郎という中心人物は、現代にあらわれた最強のお侍さんなのだけど、めちゃくちゃつよくて、まじめで、キャラが最高にたっていて、おもしろい。

おまけ

理子ちゃんと三橋のかけあいみたいに、ほっこりしたければ、『お茶にごす』がいいとおもう。

裏オススメ

柊様は自分を探している。

西森博之が、漫画で問うていたテーマの結論が、最終巻で表現されていると、ぼくはおもっている。終始、あまりパッとしないというか、もりあがりにかける漫画ではあるけれど、ラストが西森ファンであれば、最高だとおもう。ラストをよむためだけに、この漫画はあるのだといってもいいほどだとおもう。