キャリアチェンジに関するイベントに参加してきた。活動欲はあるが、はたらきたくないという矛盾の源泉をつきとめたい。

8/20、急きょ参加した『レモンスカッシュを飲みながら、キャリアチェンジを考える夏 「おれない」に向き合う 〜大企業のキャリアパスを創造せよ!〜』、たのしかった。

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体験の場として、すごく価値のある場だったとおもう。自分でいうのもなんだけど、そこそこ主体的に参加できた。まわりのひとと、3分ほどトークをするタイミングがあったのだけど、けっこうふつうに、はなすことができたし、ひとみしりで、初動のおそい自分としては、上出来だとおもう。

講師の山納洋さん、藤原明さんのお話は、アレコレとことばにするより、おもいだしながら、咀嚼していく方がよい気がする。だから、ここには、内容とかはかかずに、感じたことをかいていく。

山納さんのことは、まえからしっていたけど、藤原さんのことは、はじめてしった。

地域プロデュース、はじめの一歩

地域プロデュース、はじめの一歩

藤原さんは、りそなホールディングスのえらいひとで、サラリーマンらしくないはたらきかたで、いろいろやってきたひとらしい。写真などでは、黒髪だったのに、実際にでてこられたかたは、吉川晃司みたいにロマンスグレーの髪色で、すこし虚をつかれたような感じだったけど、この髪色がにあっていて、すごくかっこよかった。さらに、おしゃべりが、上手で、自然とわらわされたので、それもまた、たのしかった。

ところで、マイクをもって、おふたかたに、質問をしたのだけど、やっぱり緊張した。やっぱり緊張するんだってことをあらためて、実感することができたことも収穫だ。

「大勢のなかで、一人で注目される状況になったとき、視線をどこにやったらいいのか」とか、「だれにむかって声をだせばいいのか」とか、わからなくなって、ひさしぶりに頭が真っ白になりかけた。ちょっと声がふるえていたのだけど、これはダサい!最近は、学生があつまる教室で、マイクをもって、何かを説明するみたいな経験をすこししていて、ややできる気がしていたので、「できない感覚」をしっかり味わうことができて、よかった。

うまいこと質問をすることができない感覚があって、ぎこちなくて、気もちわるかったけど、途中で、「もういいや!」とおもって、「山納さんと藤原さんに、はなしかけよう」みたいに意識をかえたら、比較的気楽に、はなすことができるようになった気がした。

これを「『ぼくが、ぎこちなくありながらも、山納さん、藤原さんにむけて、質問というかたちで、かたりかけていて、そのぼくの質問を山納さん、藤原さんが傾聴している』という、ひとつの対話の場面を、ほかの参加者のかたがたが、観客となってみている」という表現の場だととらえてみても、おもしろいと個人的にはすこしおもっている。この瞬間に、ぼくには「みられることは、苦ではなくて、ちょっとたのしいんじゃないの?」という感覚があった。こんな感覚をもつということは、これまでにはないことで、自分の意識が、随分と変化してきているあかしだといえるとおもう。

それで、「とおくから、マイクをつかって、はなしかける」という方法とか、そういうときの声のだしかたとか、ぼくはしらないなっておもった。となりの席で、お酒をのんでいるひとに、はなしかけるトーンでは、たぶんダメだ。こういうときのしゃべりかたってあるはずだ。なんとなく、「みせる」とか、「表現する」というスイッチをいれることが、必要なのではないかとおもう。

なにはともあれ、ぼくには「仕事観」とか、「労働観」とか、そういうものが、ほんとうに希薄だとおもうので、もっといろんなひとの話をききにいって、具体的なものをはぐくもうとおもう。活動はしたいのだけど、しかし、「はたらきたくない」というしか表現しようのないモヤモヤが、腹のなかにあるので、この霧をなんとか、はらしたい。

「レモンスカッシュをのみながら~」の講座は、まだやるみたいなので、次回以降も、できるかぎり参加してみようかとおもった。