今西錦司(生態学者、人類学者)が、つくってくれた出会い。

来週の金曜日は、ちょっとたのしみなのである。

生物学系なのか、生態学系なのか、その辺のことは、ぼくはよくわからないけれど、たぶん年齢はぼくより4、5歳うえくらいなのに、その学問領域で、たいそう実力があるときき、また、その人間について、とても魅力的である先生と、お酒をのむことができる。先輩の"哲学のひと"と、いっしょに、3人でのむ。

ぼくのような、一介の素浪人みたいな、不良会計課員のさそいに、こころよく応じてくださった。顔をあわせると、「来週、たのしみにしています。ぜひ、よろしくおねがいします。」といってくださる、なんともナイスな人間なのである。哲学の先輩も、毎度々々、こころよく応じてくださるのだけれど、これは、ほんとうに、うれしい。

こちらの先生とは、去年の地方入試の博多会場への出張で、いっしょになった。そのとき、晩ごはんに、もつ鍋をたべにいったときに、とてもたのしくて、「また、ぜひ、いっしょにお酒でも、のむことができれば、うれしいです。」とつたえていた。8ヶ月くらいまえのことなので、次回がくるのが、多少ながくかかった。

なにをしゃべろうか?なにをきこうか?どんな場になるのだろう?と、いまから、ワクワクしてきた。とりあえず、この興奮と期待感をしずめるために、悪あがきかもしれないが、今西錦司でも、よみかえして、ぼんやりとイメージしてみようとおもう。

生物の世界 (講談社文庫)

生物の世界 (講談社文庫)

(↑この本は、ほんとうに名著で、オススメ。もはや古典だとおもう。)

なぜ、今西錦司をよみかえすのかというと、去年の夜会で、今西錦司のことが話題にでたからだ。「先生のご専門について、よくわかりませんが、今西錦司だったら、何冊か、よんだことがあります!今西錦司って、アレですよね、~~!?」などと、無知なのをよいことに、いつもの調子で、いろいろときいた。先生は、気さくにも、「今西錦司は、ぼくらの界隈では、多少異端視されることもあるんです」などと、いろいろと、おしえてくれた。

こんなことをかいていると、このとき、ふたりで、もつ鍋をかこみながら、しゃべっていたときのことをおもいだしてきた。

特に、こころをうたれたのは、先生が、「今日みたいに、ああでもない、こうでもない、しかし、こうである!と、自由に発想できることが、学問するうえで、一番たいせつなんですけどね。」とおっしゃっていたことだ。

というわけで、来週の金曜日は、とにかく、たのしみなのである。自由に、おもいついたことをいいながら、コミュニケーションをとれればよいな!