マイノリティ(社会とのズレになやみ、その原因を自分のよわさにあると、くるしむひと)をケアする場を大学に、高等教育の現場に、積極的な価値があるものとして位置づけていく活動を開始する。

大学という空間に、社会に参加することに疑問を感じている学生に対する、ゆるいつながりの場をつくりたい。

場としては、目的設定はしないが、ルールとして、つぎのようなことをひとつさだめておこうとおもう。

「自由を尊ぶことを基本とし、自己中心性・自文化中心主義を排することのない相対主義

かれらが、この場に参加することで、次第に主体性がはぐくまれてゆき、みずからのちからで、自分が参加できる社会の穴をみつけられるようにしたい。

まずは、この場をひらくことから、はじめたい。ずいぶん抽象的だが、とにかく、具体的なものは、スタートしてから、微調整をくわえていきたい。つまり、今日より、すこしずつ具体化がはじまっていくのである。

そのために、ちょっとずつ、まわりの人間にはなしていて、理解者をさがす活動をしている。ぼくに、それをやらしたいといってくれる人間をふやし、機運をたかめる努力をしている。だから、ちいさくだが、飲み会をひらいたり、ぼくが興味をもっているひとに、しゃべる機会をつくっている。

場をひらくことができたあとは、まずは、ゼミや教室など、現場に足をはこび、四六時中、観察をしようとおもう。

自分の皮膚感覚のただしさに、質的な保障をあたえたい。そのあとは、学生にあう回数をふやし、量的にも保障したい。
 
そして、この調査活動と並行して、理解者などを中心に、教職員や外部のひとびとと、研究会ほど、おおきなものでなくてもいいが、ディスカッションの機会を定期的にもてるようにしたい。