よしっ。
『ヒトラー~最期の12日間~』と『ドラゴンボール超 ブロリー』をみおわったので、はしりにいこう。
が、ちょっと感想をかいておきたい。
ヒトラーについては、まったく無関心だったのだが、つい先日、本屋で、水木しげるの『劇画 ヒットラー』が目にとびこんできて、にわかに気になった。
漫画からはいって、映画をみたので、視覚的なイメージをしっかりもつことができた気がする。
劣等感がつよく、プライドのたかい人間は、だれでも、「ヒトラー」になりうるものが、こころのなかにあるのではないかというのが、率直な感想だ。正直なところ、わがことを多少みているような気になり、漫画と映画をみているあいだ、からだが妙にあつくなった。ナチス、ヒトラーをへた時代にうまれたぼくは、自分のなかに、それになりうるあぶなっかしさがあることをなんとなく皮膚感覚的にしっていたことが、自分への不信感につながっていたような気もする。「ヒトラー」をしることで、自分のなかにある、あぶなっかしさを対象化できるすべをえたかもしれない。
ドラゴンボールについては、なんか、素朴に、おもしろかった。たのしめたこと、ちょっとワクワクできたこと、それ自体に、おおきな意義がある気がする。内容なんて、あるようで、なにもないアニメのドラゴンボールだが(※漫画のドラゴンボールには、めっちゃふかい内容がある。)、ド派手で、スケールのおおきい戦闘シーンや、悟空とベジータをこれでもかってくらい、かっこよくみせるシーンだけで、十分たのしめた。みせかたについての工夫がいろいろあることがわかり、たのしかった。ただ、ながい。ドラゴンボールに100分もいらない気がする。ドラゴンボールは、テンポの漫画だとおもうのである。三浦大知の「Blizzard」って歌、あらためて、かっこいいね。
三浦大知 (Daichi Miura) / Blizzard (映画『ドラゴンボール超 ブロリー』主題歌)