カフカとブルンヒルデ・ポムゼル

カフカの『城』的な、不気味な世界を、「ブルンヒルデ・ポムゼル」という人物をとおして、ながめてみると、よくわかるのではないだろうか。ふと、そんな気がした。

城 (新潮文庫)

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ゲッベルスと私──ナチ宣伝相秘書の独白

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そうか、カフカは、ユダヤ人のドイツ語作家だ。

反省と今後への意識づけとして、以下余談。背景とかをくわしくしろうとせず、あいまいにしか、知識をもとうとしないのが、ぼくの弱点だ。

話をもどす。
そういえば、たしか、カフカの小説の巻末の解説に、「カフカは、世論のナチス化が顕在化するまえの段階で、排外的で、偏狭な民族主義が、大衆のなかにうまれはじめている雰囲気をかぎとっていた」みたいなことが、かかれていた記憶がある。カフカなんて、数冊しかよんでいないので、後日、ちょっとしらべてみよう。

どうやら、「ブルンヒルデ・ポムゼル」をしることによって、「カフカがわかる」という感覚をもつことは、ごく自然なことのようだ。