ダルビッシュ選手が体調不良を改善できたのは、ナラティブ的な効果もあった気がする。

ダルビッシュ選手のこのYouTube、おもしろい。


【皆さんも気をつけて】2年間悩まされた体調不良の原因とどう改善させたかについて。

ダルビッシュ選手にとって、背骨コンディショニングという方法が、自分のナラティブ的に、バシッとはまって、納得できたことが、体調不良の改善につながったのだともおもえる。

ダルビッシュ選手にとっては、背骨コンディショニングという方法がよかった。そして、このYouTubeにのせたダルビッシュ選手の"かたり"によって、ほかのひとにも、おのおののナラティブに、背骨コンディショニングという方法がはまって、よくなっていくかもしれない。しかし、この方法が、絶対に正解であるというわけではない。が、しかし、絶対に正解だったのだとおもう。

動画のなかで、ダルビッシュ選手が「エビデンスはないんだけども」とことわってから、「これをやって、何かがわるくなることはないので、自律神経失調などでくるしんでいるひとにはオススメします。」といっているのが、それを裏づけしているようにおもえる。

ダルビッシュ選手が、YouTubeでリンクをはっているのは、この本。

一生痛みのないカラダをつくる 背骨コンディショニング

一生痛みのないカラダをつくる 背骨コンディショニング

 

 

ダルビッシュ選手の話をきいて、なんか、ぼくもちかい経験をしているとおもった。

ぼくは肩こりと右側の首筋のいたみがひどかった。くわえて、不眠症もひどかった。ダルビッシュ選手がいっていたみたいに、ぼくもうつ病なのかなっておもったが、仕事はなんとかできていたので、自律神経失調なのだろうとおもっていた。

歯のかみあわせがわるいのかもとおもって、歯医者にいってみたり、背骨とか骨盤がいがんでいるのかもしれないとおもって、カイロプラクティックや整体をしてみたり、自律神経の調整からアプローチしてみてアロママッサージをうけてみたり、いろいろした。もちろん、本もよんだ。骨盤体操みたいな本とか、精神的なところからせめようとおもって仏教の本をよんだり。

いろいろためしたが、あまり効果はなかった。しかし、いまは肩こりと右側の首筋のいたみはなくなったのだが、それは、街の鍼灸師の臨床方法がぼくにハマったからだとおもっている。不眠症については、ずいぶんよくなったが、あとちょっとかかりそうだ。

その鍼灸師は、鍼灸の学校をでて、開業してから、大学院まですすみ、心理学や人類学を専攻した先生で、臨床方法は、ナラティブベイストメディスンを基本にすえている。

どういう原理なのかは、患者であるぼくには、ただしくかけないのだが、やったことは、たしか、月2回ほどの整体治療、月1回ほどのカウンセリング、身体観などについて不定期的にメールでやりとりしたことだ。

ぼくの場合は、心身に対して、意識しすぎていたみたいなので、自分の心身について、言語化することをとおして、それを対象化することで、メタ的に認知できるようになったことが、よかったような気がしている。「首をこっちにひねるといたい。けど、あっちにひねるといたくない。」みたいに、無知なのに、むやみやたらに、身体をうごかしすぎて、かえって、自分から、いたみつけていたこともあった。

では、こういうことが、なぜわかり、メタ的に認知できるようになったのかというと、それは、「自分の心身観を先生に、かたって、それを他者(先生)から承認された」からだとおもっている。ぼくの場合は、そうだった。

自分の心身についての物語(いたみをともなう物語)を他者にみとめてもらったことで、その物語から、はなれることができるようになり、あたらしい心身の物語(心身についてのただしい知識をもった物語)をつむいでいけるようになり、心身についての理解がふかまったのだとおもう。

まったく素人なので、これ以上のことはわからないが、ダルビッシュ選手の話は、めっちゃうなづけるものがある。

最後に、ちょっと余談。

FacebookYouTubeって、ナラティブのツールとして、おもしろい。

ナラティブなんだから、「デマコギーだ」とか、「似非科学だ」とか、「新興宗教だ」とか、そういう批判は、ちょっとずれているとおもう。また、視聴する側も、ナラティブ視点で、みるべきだともおもう。