イメージトレーニングで、からだの感覚をつかんでいく。バッティングの動作をことばにする。【落合博満のバッティングの理屈】

左側の首筋がいたくて、当分、運動はひかえようとおもうので、バットスイングに関するからだの感覚を言語化して、イメージトレーニングをしようとおもう。


そもそも、「からだの感覚を言語化して、思考をたくましくし、思想をねり、精神をたくましくする」という、この行為こそ、バットスイングの取組の第一の目的なのだった。


以下、落合博満の打撃理論に、王貞治の打撃理論をミックスして、自分なりに解釈したかたちでの、バッティングの動作。



バットをかまえた時点で、ちからをぬいているが、自然な動作をはじめるためには、予備動作をなめらかにおこなえるくらいのちからのぬきかたが必要だ。棒立ちではだめだ。

かまえたときから顔の位置を、うつ瞬間まで、前後にずらしてはいけない。始動のときは、腰をさげ、顔を下の方向にややさげながら、バットをトップの位置方向へと始動させ、同時に左足を前にステップさせ、うつかまえを完成させる。左足が前方へのステップを完了した時点で、バットはトップの位置にある状態になり、ここで、うつかまえが完成する。このとき、右足はホームベースよりに屈曲し、左足はやや屈曲できるくらいのあそびをのこして前方にのばし、左腕は弓をひくようにのばし、右腕は弓をひききったあとのように、からだの内側でおりたたむ。

スイングする瞬間は、腕を前方に始動させた瞬間、ほとんど同時に、軸足の右足の内側のちからを左足内側にぶつける感覚で、始動させる。あとは、バットをおもいっきり前方にほうりなげるくらいの感覚で、腕をまえにふり、その勢いを利用し、からだの中心で回転運動をおこなう。手首については、インパクトの瞬間に、右手でバットをおしこむことをは意識するが、手首をかえすことは意識しなくてもよい。前方におおきくバットをふりきったとき、手首は最高到達点で、自然にかえるのだ。からたの構造上、かえらずにはいられない。

バットがボールにインパクトする瞬間までは、からだの中心より、ややうしろにちからをのこす意識で、インパクトの瞬間に、ちからをまえにグッとおしこみ、移動させる感覚。インパクト後、フォロースルーにはいるころには、ちからをうまくにがすために、からだは、顔もふくめ、前方に移動してもよい。