ハーバーマスとフロムが、おもしろそうだ。【哲学・思想】
フランクフルト学派 -ホルクハイマー、アドルノから21世紀の「批判理論」へ (中公新書)
- 作者:細見 和之
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: 新書
ハーバーマスが、おもしろそうだ。
ハーバーマスのいっていることは、ぼくのもとめているものに、ちかそうだとおもえた。確立したい社会観の、強力なものさしになりそうな気がする。世の中のひとびとは、だいたい、ヨーロッパ思想にかぶれて、自分の社会観なるものをつくっているから、東洋的なものだけでは、理解されがたくて、関係をつくりにくい。だから、ぼくもひとつヨーロッパ風味をもっておきたいとおもっていたので、ちょうどよいかもしれない。
あとは、フロム。
フロムはなんか、梅棹忠夫っぽい発想をもっているとおもえるので、興味ふかい。フロイトとマルクスを統合させるこころみとか、おもしろい。歴史を人間個々人の活動からとらえるというか、ダイナミズムがあるものとして歴史を理解するような感じが、『文明の生態史観』的発想だとおもった。