バットの素振りを500回できるようになって気づいたこと。【落合博満流バッティング練習】
ここ二ヶ月のあいだ、たまにとる完全休養日をのぞいて、毎日バットの素振りをしている。これだけやっていると、最近になって、だいぶ筋力もついてきて、ふれるようになってきた。それで、今日は、とうとう素振り500回をクリアした。さすがに、はじめてのことなので、すこし、からだがいたい。
実際には、最後に10回くわえて、計510スイングになった。調子がよかったので、落合博満さんのホームランの数だけ、スイングした。
だいぶふれるようになってきたので、今日は、スマホで、100スイングごとに1回10スイングを撮影してみた。撮影したものをみると、どうしても、スイングするとき、顔が、うしろにぶれてから、まえにつっこんでしまう癖があることがわかった。そうなっていることを感覚的に、薄々わかっていたけど、客観的にみてみると、おもった以上に、からだが前後に、ブレていた。
顔の位置については、落合博満さんや立浪和義さんが、「よいバッターは、みんな顔の位置がうごかない」と指摘している。しっかりと修正したい課題だ。
参考にしている落合博満さんは、どないしているか、連続写真をみてみると、トップの位置にバットがはいったときから、インパクトするまで、顎をひいていることがわかった。これでやってみようとおもった。顎のつかいかたについて気がついたのは、400スイングしたときくらいだ。スマホでとった動画をみてから、落合さんの連続写真と比較してみることをおもいたったのだ。
実際にためしてみると、どうだろう。
顎をひくと、うしろに、かるだをいれやすい。バットをトップの位置にまで、ひくとき、からだが、うしろにブレにくい。これによって、顔の位置のまえへのブレ幅もちいさくなった。また、バットをトップの位置にもってきたとき、まえの肩の線で、タメをつくることができた感じもあったので、ボールを見きわめやすくなり、変化球対応もしやすくなったのではないだろうか。
わりと理にかなっているんじゃないだろうか。
しかし、落合さんいわく、「歳をかさねるごとに、自分のバッティングは複雑になっていった。」ということなので、はたして、顎をひくことが、シンプルなバッティングのための動作であるかは、今後もかんがえなければならない。
500回ふれるようになってから、技術的なことへの感度が、さらにひろがりはじめたのが、とてもおもしろい。これまでは、顎をひくことの必要性など、おもいもしなかった。
バッティング技術は、奥がふかい。