新庄剛志の希望と閉塞感ただよう日本社会
新庄剛志と契約する球団があらわれない日本のプロ野球は、不甲斐ない。これほど甲斐性がないとは。これで、ますますプロ野球人気は停滞していくだろうとおもう。千載一遇のチャンスをみずからのがしたということを10年後くらいに、気づくんだろう。
チャレンジした人間をもりあげようとする機運がそだたないことが、残念だ。成熟しすぎたためなのか、ずいぶんと型にはまった社会になってしまった。オープン戦までに結果がでなければ契約解除とか、いろいろやりようはあっただろうに。
ここがアメリカ社会とのちがいで、アメリカのよさがうきぼりになるところだ。大リーグなら、柔軟な契約をやっていただろう。日本人が大リーグで活躍できなくなってきたのは、日本の野球に、ゆとりがなくなってきたためだ。新庄と契約しなかったことで、それがあきらかになった。
アメリカ讃歌したいわけではないので、アメリカのひどさがわかる本を紹介しておく。100年単位で苛烈な人種差別がおこなわれているのが、アメリカ社会の現実だ。
- 作者:本多 勝一
- メディア: 文庫
日本プロ野球よ、日本社会よ!
管理化をすすめてばかりおらず、人間をたいせつにしろ!
新庄剛志が、わたしたちにあたえてくれた希望をうけとめなくて、未来があるのだろうか!