はじめてのバッターボックス。練習と実戦のちがいを感じる。

きのう、はじめてバッターボックスにたって、ピッチャーがなげるいきた球をうった。練習だが、10球ほどの勝負で、ヒット性のあたりは1本、のこりはボテボテのゴロやポップフライに、ボール球をみきわめたり、という内容だった。


ヒット性のあたりは、初球だった。内角すこしたかめのストレートをうまくレフト方向に、うちかえした。そのあとの打席の内容をみれば、ビギナーズラックのようなヒットだったが、自然に反応しており、うったかたちはよかった。内角にきたボールに、うまくからだをひらいて反応し、腕をたたみぎみにバットをふりだし、ミートした。


この打席で、ぼくのバッターとしての個性は、自然にからだが、ひらいてスイングするというところにあることがわかった。この個性は、内角をさばくときに、いきる。しかし、これだけでは、よいバッターにはなることができない。外のボールをつよくうつことができないはずだ。からだをひらかずに、バットをふりぬくフォームを身につけることが必要だ。練習では、からだをひらいて内角をさばくという、実戦での個性をころさないことにつとめつつ、からだをひらかないうちかたをつよく意識することが重要になってくる。


練習と実戦はちがうということをすこし経験できたことは、おおきな収穫だ。あたらしい感覚をあじわうことができた。


落合博満 バッティングの理屈―――三冠王が考え抜いた「野球の基本」

落合博満 バッティングの理屈―――三冠王が考え抜いた「野球の基本」

  • 作者:落合 博満
  • 発売日: 2015/07/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)