草野球2戦目おぼえがき_2021/2/28

今日は草野球で練習試合に参加してきた。結果は2打席1打数0安打1四球1得点(前回は3打席3打数0安打)。


レフトをまもって、守備機会が5回ほどおとずれたが、なかなかうまくいかなかった。落下点を判断して、最短距離でそこにむかう練習が必要なのかもしれない。


人生で初出塁を記録したわけだが、走塁の練習をしていないので、どうリードをとればよいのか、グラウンドのどこをみればよいのかなど、全然わからなかった。わからなかったから、相手チームの一塁手にきいてみた。

「初出塁なんですがどうしましょ?」

「おお、そうなんですか。今日はベースについとく方がいいでしょうね。」

このあと、四球、ヒット、ヒットで、初得点を記録する。はじめのヒットはセンターフライになるか、きわどい打球だったが、二塁から三塁にはしるとき、ハーフウェーのどこらへんにいればよいのか、わからなくてこまった。自分が帰塁できる距離感を把握すべきということらしいが、そんなことはまだわからない。結局ヒットになったので、三塁まではしったのだが、そのときは帰塁する姿勢からの体重移動の方法がわからなくて、脚がもつれてしまった。


守備も走塁も課題がおおい。


背番号22のユニフォームをもらった。完全に野球選手のすがただったが、コスプレをしているようなはずかしさはなかった。にあっているとさえおもえた。自分なりに、ユニフォームに袖をとおすだけのことは、去年の1年でしっかりやってきたという納得があったのだろう。


試合まえのアップで、キャッチボールをしたとき、ぼくのキャッチボール相手と、よこでそれをみていたひとが、ふたりそろって、「ええたまなげるな。ピッチャーの練習、やってもええかもしれへん。」といってくれた。かなりうれしい。ものになる可能性があるなら、ピッチャーをやってみたい。すくなくとも、練習はやってみて、適正をみきわめたいとおもう。ただ、はじめてあたえられたポジションである外野(レフト)も奥がふかくて、おもしろいので、もっと練習してうまくなりたいが。


試合では、第一打席で、自分がかなり緊張していることに気づいた。バッターボックスのなかで、脚がふるえていた。ふともものあたりから、ひざにむかって、プルプルとふるえていた。人間って、緊張したら、ほんまにふるえるんやな。おどろいた。それだけ真剣だったのだろうとおもう。


まえの初試合は、とびいり的に参加させてもらって、ジャージで出場したからなのか、そんなに緊張しなかった。むしろ冷静さもあったくらいだ。しかし、今日は人生で、はじめて主体的にユニフォームに袖をとおしたわけだから、なにかを感じることが無意識的にあったのだろう。守備でなかなか役にたてなかったこともあり、「バッティングでは役にたちたい」と、気おうところがあったようにおもう。


すごくよい経験をしているとおもう。30歳になって、こういう緊張感をあじわうことは、自分にとって、まちがいなく意味のあることだ。レギュラーをとりにいくつもりだし、自分の役割をみつけだして、チームにとって、かえのきかないオンリーワンの選手になるつもりだ。「野球がうまいひとが、試合にでれる」という単純明快な競争原理が、わかりやすい。そこには政治も忖度もない純粋な競争だ。これはぼくがいままで、ほとんど経験してこなかったことだ。


ひとつずつ、着実につみかさねていく。ここで努力をつみかさねていくことを継続していけば、まちがいなく、おおきなことが手にはいると確信している。まずはフライボールをキャッチすることと、初ヒットをうつことが当面の目標だ。