BABYMETALのSU-METALの歌声から感じる魅力

BABYMETALについては、にわかファンを自認しているので、とやかく寸評するのは、気がひけますが、SU-METALの歌声には感じるものがあるので、にわかなりに、自分の感性を軸に、SU-METALの魅力をかいてみたいとおもいます。

 

『メギツネ』と『紅月』が、ぼくは曲としてもすきなので、SU-METALの歌声の魅力がわかりやすいとおもっています。


BABYMETAL - メギツネ - MEGITSUNE (OFFICIAL)


BABYMETAL - AKATSUKI「紅月アカツキ」BLACK NIGHT HD1080p

 

本当に、SU-METALの歌声はかっこいいです。

ネットで、SU-METALのことをしらべると、どうもダンスは、得意ではないみたいですね。『メギツネ』の動画をみていてもそんなふうにはおもえません。個性をしっかりと表現しているように感じられて、ひとをひきつける魅力があるとおもいます。

 

SU-METALの歌声は、すごくちからづよく感じます。ふつうに歌もうまいだけど、歌のうまさとか、そういうところの魅力で、こころをうたれているのではありません。ぼくは、たぶん、SU-METALという、ひとりの人間の声に圧倒されて、感動しているんだとおもっています。くわしくないので、まちがっているかもしれませんが、たぶん、彼女はほとんどビブラートとか、そういう歌唱テクニックはつかっていないとおもいます。

(歌唱力について、参考になるブログがあったので、のせておきます。アメンバーのかたは、みれるのかな。)

ログイン アメンバー|Ameba by CyberAgent [アメブロ]

 SU-METALの本名は中元すず香というみたいですが、中元すず香さんは、たぶんSU-METALというペルソナを演じることで、「本当の自分というものを手にいれた」のだとおもいます。SU-METALになることで、人間「中元すず香」が自分自身のものとなって、自分の声を表現できるようになったのだとおもいます。

人間には、そういうことがあるとおもうんです。

なにかを演じることで、はじめて、本当の自分というものがわかることがある。

だけど、ほとんどのひとは、なかなか自分にピッタリのペルソナをえることはできなくって、なにかを演じていても、自分をつかむことはできないんだとおもいます。

SU-METALの場合は、偶然なのか、奇跡なのか、はたまた必然なのか、本人の才能と合致したペルソナと出会うことができたのだとおもいます。

SU-METALの歌声からは、小手先のものはきこえてこなくって、たましいのさけび声がきこえてくるから、おおくのひとを感動させるのだとおもいます。

news.yahoo.co.jp

 

宣伝みたいになりますが、竹内敏晴という演出家の本をよんでいると、こんなふうに、SU-METALの魅力を解釈してみたくなってきます。

ことばが劈(ひら)かれるとき (ちくま文庫)

ことばが劈(ひら)かれるとき (ちくま文庫)