教育の使命~BABYMETALのSU-METALのように、ペルソナを獲得できるようにすること~

教育をおこなう人間は、中元すず香が「BABYMETALのSU-METAL」というペルソナを手にいれたようなきっかけを生徒や学生にあたえていくことが、ひとつの使命だとおもう。

まずは、この記事をよんでほしい。
news.yahoo.co.jp
記事から引用<――BABYMETALの活動を通じて、現実の自分も成長してきた?

はい。最初は何も考えていなかったんですけどね。

自分がSU-METALという存在を育てている感覚もあるけれど、逆に、SU-METALからいろんなことを教えてもらっている感覚にもなるんです。私にとってSU-METALという存在が大切なものだからそう思うのかもしれない。

「BABYMETAL」はフィクションの世界だけれど、現実に起こっていることでもあるんですよね。フィクションをおもしろくするためには、現実に起こっていることをおもしろくしないといけないと思っているんです。BABYMETALというストーリーをもっとおもしろくできるように、一つ一つのライブを一生懸命やっていきたいと思っています。>

学生に知識をあたえるだけが、教育者の仕事ではないとおもう。
どんなペルソナが、その学生にとってよいのかをみさだめながら、いろいろ提示する。
それから、学生が、自分でえらんだペルソナとどうやって、うまくつきあいながら、社会的にいきていけるようになるのかということについて、おしえ、さとし、みまもる。

ペルソナは巨大になりすぎると、自分では背おいきれなくなるので、いつまでも、ひとつのペルソナだけにこだわりつづけるのも危険であることも、気づけるように、指導する。

ぼくがいいたいのは、みんながSU-METALみたいに、一流をめざせということではない。
みんなが、それぞれにあったペルソナをもつことのたいせつさをいいたいのだ。

ほとんどのひとが無自覚に、ペルソナをみつけて、社会化していくのだけど、つまづく人間が少数であっても、やっぱりいるので、教育の立場にいる人間は、そういうひとに対して、ペルソナをもつことを自覚させてあげなくてはいけないとおもう。

ペルソナをもつことに、嘘を感じるひとは、やっぱりいる。
世のなか、すべて嘘だという、不信感がつよいひとがいる。
そういうひとは、自分ではない自分(ペルソナ)をもつことに抵抗があるのだ。
だから、なにものにもなりたくなくて、ひきこもるようになり、ひどい場合は自死にいたるのだとおもう。