おおきな不条理をかかえこめる人間が、たぶん偉大な創造をしているのだとおもう。
世のなかの不条理に対して、おもいこみがはげしいのか、なんでかしらんが、かかえこみすぎるタイプの人間が、たぶんいる。
たとえば、司馬遼太郎とかはそうだとおもう。
だけど、反対からみると、司馬遼太郎とかは、そういうタイプの人間の成功パターンなのだとおもう。成功とは、つまり、自死をせずに、寿命をまっとうしたということだ。
失敗、つまり、みずから命をたったひとは、不条理をかかえこみすぎるがために、たえきれずに、崩壊してしまったのだとおもう。
昨年だったか、入水自殺した西部邁とかは、たえきれなかったタイプなのかもしれない。
西部の本はこれだけよんだけど、なかなかおもしろかった。
- 作者: 西部邁
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 文庫
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こういうこと、かいている本とかないかしら。
偉大な創造って、よくかんがえてみると、死も偉大な創造だな。