いきつけの串かつ屋さんで、ひとりでいる。
とはいっても、かたわらには、鈴木大拙がいる。
だれかと、お酒をのむのもたのしいけれど、ひとりでお酒をのみながら妄想するのも、おなじくらい、たのしい。
お酒によってくると、ことばがおおくなる。
「氷室京介が~。hideが~。」と、なにかことばにしたくなってくる。
「ぼくは、なにものだ」と、ことばにしたくなってくる。
それで、ふとおもう。
ことばを弄するのは、やめよ、と。
ことばでは、自己がなにものであるのかまでは、到達できないと、いまはそんな気がしている。
写真は、牡蠣の串かつである。
この時期だけ、貝殻にのっけているのだけれど、なんと粋だろう。みているだけで、おいしい。
有線から、中森明菜のDESIREがながれている。
おかっぱ頭に、和風の衣装が、かっこいい。