自分の人生という物語を、「いま」刻一刻とつむいでいくといういきかた

自分の人生をひとつの物語としてとらえて、ストーリーを刻一刻とつむいでいくという、いきかたがある。

ストーリーをつむいでいくというのは、つまり、自分の過去を解釈し、意味づけて、そして、現在のありかたを認識し、未来を想像するということだろうか。

もうすこし、うまくいいたいが。

過去を解釈し、意味づけをするということは、けっこうだれでもしているとおもう。
できれば、「あのとき、ああすればよかった」というネガティブなものではなくて、ポジティブに意味づけをおこないたい。

未来を想像するということも、みんなやっているかな?
「彼や彼女とむすばれたらいいなあ」とぼんやりと、デートプランなどにおもいをめぐらすのも、想像だろう。

現在を認識するということは、みんなあまりできていないような気がする。たぶんこれが一番むずかしい。

現在を、つまり現実をうけいれるのは、なかなかに過酷なことだ。

特に、「自分の人生をひとつの物語としてとらえる」という立場にあるひとは、過去の意味と未来への想像とのギャップにくるしめられるんじゃないだろうか。

どれだけ過去を意味づけしても、現実はおおきな壁として、たちはだかる。また、どれだけ未来を想像しようとも、現実は想像ほど、あまくはない。

ここにひとつ、虚無感がうまれる種がある気がする。

ヒルにならないために、たいせつなことは、やっぱり、「現在のありかたを認識する」ということなんだとおもう。このあたりをもっとうまくことばにしたい。

物語はいつでも「いま」、うごいているんだ

氷室京介のBANG THE BEATから、つぎの詞を引用しておく。

今に懸けろ 誤魔化す前に

BANG THE BEAT 氷室京介 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索


参考までに、人生と物語に関しては、河合隼雄から、まなぶことはおおい。

生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)

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