しっかりとした「自分のかんがえ」をもつための基本。

妄想によって、自分の目でみた事実群のあいだにあるすきまがうめられていき、思想がねられていくのだとおもうけれど、うっかりしていると妄想が飛躍し肥大化していき、思想ではなく、ピンクスパイダー化がすすんでいく。"おもいこみ"のはげしいぼくは、そこに、こわさを感じる。このこわさを克服し、妄想と事実のあいだを自由にいったりきたりするには、知的筋力が必要なのだとおもう。知的筋力とは、つまり、明晰さだとおもう。そして、それは、思考とこころと身体が、点ではなく、線でむすばれ、つながりをもつことで、えられるものなのだとイメージしている。

「妄想」と「自分の目でみた事実」が「知的筋力」によって、まとめあげられ、思想はねられるのだとおもう。そして、それをおこなうためには、思考とこころと身体をバランスよくきたえ、それぞれのちからの均衡をたもつことが、必要なのだとおもう。