脱うつ病的傾向の方法としての「とにかく、やってみることのたいせつさ」の根拠について
「脱うつ病的傾向」というテーマで、記事をふたつかいた。
ここで、うつ病的"傾向"としているところについて、ことわっておきたい。
ぼくはうつ病のことはよくわからない。なぜなら、病院にはいっていなくて、自分がうつ病であると診断されていないからだ。だから、"傾向"ということばをうしろにつけている。
だけど、ぼくはたぶん、うつ病っぽかった。深刻なものではないけれど。あさく神経症的だったとおもう。
それが爆発したのは、大学三回生ころ、就職活動をしてからだ。
簡潔にいうと、社会との接点のもちかたがわからなくなったのだ。いわゆる「就活うつ」みたいなものだとおもう。
以前、そのことについて、多少ふれた。
ただ、中学生くらいのころから、自分はまわりから「ういている」という違和感をおぼえていたし、他者とコミュニケーションをとりたいというおもいとは裏腹に、他者と交流するのが苦手だった。
とにかく、社会的な自分と内的な自分との解離がひどくて、この世界とうまくおりあいをつけて存在することが、できなかったのだ。
これは、もしかしたら、ぼくのは、うつ病的性格のものではないかもしれない。
それで、まあ、ぼくはつぎの記事ふたつにかいたような意識のもちかたで、行為することによって、治癒していく過程にはいったわけだ。
これらには根拠がある。自分なりに、あみだしたものではない。
河合隼雄と竹内敏晴とhideの英知がベースにある。
話の筋書的には、hideのrocket diveに行為する勇気をもらって、その行為の理論的裏づけとして竹内敏晴を参考にし、こころの変化の意味づけや解釈を河合隼雄をたよりにして、おこなった。
hideのrocket diveについては歌詞は引用しないけれど、ここには人間のもつ「まえむきさ」というひとつの本質が表現されている。ぜひYouTubeで曲をきいて、歌詞をよんでみてください。
ROCKET DIVE hide with Spread Beaver 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
竹内敏晴のことは、ぼくは河合隼雄が『癒える力』という本を引用していたのでしった。そこからいろいろよんだけれど、いくつかオススメをあげておく。
心身論がさかんだけど、竹内敏晴のそれはとても個性的だ。
こころの問題とおもわれがちなものを、からだの視点からアプローチしたりするので、とても気づきがおおかった。
読者と竹内敏晴の対話によって、はじめて意味をなすので、ぼくがわざわざ要約するのは無用だとおもう。
ただいえることは、行為することには「からだ」をともなうので、からだの理解をふかめていると、からだの変化から、こころが変化していっていることに気がつくのだ。
河合隼雄については、いうまでもないとおもうので、割愛する。
以上、あわてて記事をかいたので、多少あらいけれど、ぜひ、なやんでいるひとは、hideをきいてパワーをもらって、竹内敏晴をよみながら、行為することをおすすめします。