自分の価値基準をもつことが、自由を獲得するために、一番たいせつなことだとおもった。

自分が主体的に、他者にはたらきかけて、その他者から、どんなかたちでも、なにか肯定的な返答をもらったときに、気分が高揚しなくなった。

これは、すごくよい兆候だとおもう。
ようやく、すこし、平均的な人間の感覚が身についてきたのだとおもう。

つまり、他者にはたらきかけるという行為が、自分にとって、異常なことではなくなってきたということなのだとおもう。

この変化の意味は、おもいとおもう。

自分の価値基準が、うんとたしかになったということだとおもうし、それは裏がえすと、他者の価値基準から、おびやかされることがなくなってきたことを意味していて、その分だけ、自由になったということだとおもうのだ。