点と点がつながる。
社会にでることにつまづいて、一度くるいはじめてから、なんとか社会参加できるようになって、自己実現するために、すがるおもいで、いわゆる文学といわれるものを、まっこうから、よむような時期があった。
そこで、カフカをしった。はじめ、『変身』をよんで、そのあと、『城』をよみ、あとは、短編だったかな、おぼえていない。そういえば、『審判』もよんでいる。
カフカをしって、直観的に、「これは、おもしろい」とはなったが、当時は、河合隼雄をテキストにして、自分の内的世界の理解につとめていたので、カフカの背景をしろうとは、まったくおもわなかった。
いまになって、ナチスをちょっと勉強していることで、ようやく、カフカの背景をすこししることになったようだ。なんか、点と点がむすばれて、線になった感動とよころびがある。
近ごろは、「なにかについての背景を知識として、しっかりもつ」ということをおろそかにしてきたことを反省しているので、ここでも、それを自覚することができたので、よかった。
つまりは、興味関心の幅が、いま、たしかに、ひろがりはじめていることだとおもうので、この方向性はまちがっていないと自信をもとうとおもう。
☆『変身』は、特にオススメ。ページ数も、そこまでおおくないので、気楽によめる。☆
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