hide(X JAPAN HIDE)は、ひとの心身をひらいてゆく~ぼくが自分の声(歌声)を手にいれた理由~

目次

☆はじめに

ぼくが、喉をいためることなく、自分の声で、うたうことが、すこしできるようになったきっかけに、竹内敏晴とはべつに、hide(X JAPANのHIDE)がいます。

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映画「HURRY GO ROUND」。みにいきました。平日のレイトショーでしたが、ちらほらとひとがいました。男女それぞれひとり客やカップルなど、さまざま。にわかにhideのファンになったぼくは、これがhideのファンかとおもい、印象的でした。映画自体は微妙でしたが、hideの年齢をはるかにこえた弟さんが、涙をながしながら、「バカ野郎って、ぶんなぐりたいですよ」みたいなことをはなしていたのは、印象的でした。

☆この記事のまとめとして。

・「自分の好きなものを好きと言うために他を貶す必要はない」というhideのことばをしり、自分の気もちを率直に表現してもいいんだって気づいた。
・hideと貴志真由子さんの物語をしって、自分の感じるままに、行動することのたいせつさを頭だけでなく、こころで理解した。
・hideの言動から、ぼくは「おもいこみに、こりかたまったピンクスパイダーだった」と気がついた。
・おもいこみをときほぐして、自分の気もちに素直に行動しはじめた。その結果、とても積極的にいきる人間へと変化しはじめた。
・この現象の理論的根拠を竹内敏晴があたえてくれた。

☆ぼくのhideとの出会い

よくかんがえたら、竹内敏晴より、hideの方がはやくにであっています。hideとは2018年5月2日にであい、竹内敏晴とは同年8月ころにであっています。

hideのことは、そんなに興味はなかったのですが、死後20年たっても、愛されつづけていることに、こころがうごかされたのが、興味をもったきっかけです。

hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」の記事をよんで、布袋寅泰がrocket diveをカバーしていることをおもいだして、ふとそれをきいてみました。なんとhideへの愛にあふれたカバーでしょう!と感動しました。


hide with Spread Beaver - ROCKET DIVE

布袋寅泰 ☆rokect dive

そこから、hideの歌をTSUTAYAであるだけかりて、一気にききました。

☆hideからの影響

hideの、ことば、声、ビジュアルから発信される情報などの説得力に、ガツンと頭をなぐられたように、突然影響をうけはじめました。そして、hideの行為のもっとも純粋で、うつくしいものは、やはり、貴志真由子さんとの物語です。自分のピュアな気もちをはぐらかさないことのたいせつさに気づきました。

hideと貴志真由子さんの物語は、あまりにも有名だし、YouTubeにころがっているので、いまさらなんですが。しかし、いまさらであろうが、なかろうが、いまそれをしったぼくにとっては、あたらしい感動なのです。

hide「がんばんだぞ」―優しさと、愛と勇気をありがとう

hide「がんばんだぞ」―優しさと、愛と勇気をありがとう


ぼくは自分へのコンプレックスがつよく、最後のところで、自分のことが不信でした。自分がいったいなにに対して、よろこびやたのしみを感じるのか、わからないような虚無感をもっていました。

そんな自分をぶちこわしたくって、いろいろ勉強したり、行動したり、ずっとしていました。

臨床心理を勉強して、両親に抵抗したこと。
民族学、哲学、宗教などを勉強して、思想をねったこと。
サロンに参加したり、旅行にいったこと。

どれも、最後のところには、ほしいものは、なんにもありませんでした。

ところが、hideは、ぼくが、ほんとうにほしいものに気づかせてくれて、それをあたえてくれたのです。

hideのことばに、「自分の好きなものを好きと言うために他を貶す必要はない」というものがあるらしいです。ネットでしったことばなので、出典を自分で確認できていませんが、ほかのインタビューなどをよんだり、みたりすると、そういうことをいっているのは、たしかだとおもいます。

ぼくは、「ぼくがそれをすきだとおもったのなら、そのまんま、すきだというだけでいいんだ!」ということをこころで理解し、そのまま行動するようになりました。

ちいさなことでいうと、キャスケットをかぶるhideがかっこいいとおもったので、ぼくもかぶるようになりました。いままでなら、「かわいい系の帽子で、女性っぽいし、変かな?」とかおもって、できなかったことです。このあと、でかけるときはキャスケットをかぶるようになりましたが、「にあっている」といわれることがおおいので、うれしくて、たのしいです。

おおきなことでいうと、異性に「あなたのことが、すきです」と告白しました。ぼくのことを相手はそんな目でみていないかもしれない、いまの関係でそんなことをつたえるのはまちがいかもしれない、などと頭をかけめぐる理屈を無視して、感じるままに、気もちをつたえました。

こんなにも、自分がいきていることに誠実になれたのは、はじめてなくらいです。ともだちもふえましたし、たのしいこともふえましたし、なにより、あんまり憂うつにならなくなりました。

☆おもいこみが激しくって、内向的で、自分のからにとじこもりがちのぼくの心身をひらいたhideの歌

rocket diveとピンクスパイダーは、内向的で、気がやさしすぎる、ともすれば、気がよわいとさえいえるような人間を外の世界に一歩ふみださせる魔力をもっています。

「少年達よ、、、、『おもて』、いこうや」と、hideは当時の自分のWebサイトにかいていました。

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http://web.archive.org/web/20000618030417/http://www3.live.co.jp/hide/special/0002.html

ぼくはこの文章が、だいすきです。このことばは、rocket diveをリリースしたあと、そして、ピンクスパイダーのプロモーションの準備をしていたころのものであり、この2曲のテーマのひとつです。

☆hideをきくようになってから、自分がおおきく変化しました。まえへ、まえへと、活動を加速しはじめました。

とにかく、hideの影響力は絶大で、hideにこころをつかまれた人間は、おおきくかわっていきます。その代表的人間のひとりが貴志真由子さんなんだとおもいます。

☆hideとぼくと竹内敏晴

自分自身におきている変化が、hideによるところがおおきいということを、竹内敏晴をよんで、理論的根拠について、理解しました。