教育

アマチュア詩人。「アマチュア思想家宣言」(梅棹忠夫)より。

このあいだ、通勤中に、ゴミ袋をつついているカラスをみて、不思議なことに、カラスのことをかっこいいとおもった。ぼくは鳥が、とにかくきらいだ。動物全般、苦手なのだけれど、特に鳥がダメだ。たとえば、鳩の図々しさには、たえられない。「そこをどけ!…

学校という足かせ、母校という愛着と憎悪

高校の同窓会の案内が、Facebookでまわっている。卒業後10年たつらしいけれど、いわれてみて、はじめて気がついた。あのころから、なんにもかわっていない。むしろ、退化している気もする。同窓会ね。まあいかない。いちいち意思を表明する必要もないし、そ…

自立すること。自由になること。

ほんとうの意味での自立とか、個人の確立とか、こういうものって、なかなかむずかしいことなのだなって、おもいました。とりあえず、毒家族の呪縛から解放されて、いまのところ、「家族といえども、他人なのだ」という、なにかをひっぺがしたような感じを自…

なやんでいる人の気もちと思考について。

何事かになやんでいて、うかない顔をしているひとに、「パーっといこう、パーっと」とやさしい声をかけてあげても、なやんでいる当人をかえる声にはならない。たとえ、その声が、当人がどれだけ信頼している人の声だとしても、なやんでいることから解放され…

哲学書のやわらかいよみかたについて

哲学者の話って、きいていたり、おしゃべりしていたりする分には、めっちゃたのしいのだけど、まじめに哲学の本をよむのは、骨がおれて、けっこうつらい。 これはたぶん、ぼくが哲学的思考にむいていないためだとおもう。不なれというのもあるだろうけれど。…

いじめについて。人間が集団になると不条理はうまれる。

ぼくは「小学校時代、5年4組のM山、Y本、K澤、F井、K本ら」に、数ヶ月ほど、いじめられていた。あいつらは、陰湿にいじめをやっていた。ぼく以外のひとも、標的にされていた。下劣なやつらだ。 自分の不安を愉快に変換するために、おもいつきで、つぎつぎと…

ユニセックスな雰囲気を身にまといたい、hideみたいにさ。男性だけど、女性っぽい感じの髪型にしたい。

目次 男らしいとか、女らしいとか、そういう意識の壁をなくしたい 2019年1月27日 ちょっと積極的になって、ユニセックスな髪型にしたときの日記 つぎはこんな髪型にしたい 権威主義とか、性差による社会的立場のちがいを超克したい 男らしいとか、女らしいと…

哲学者との食事~身ぢかに哲学のあることのよさ~

職場の、ほとんど唯一といってよいほどの利益は、研究者と会話をすることができることだ。最近は、ある哲学者と昼食をいっしょにとることがおおい。その哲学者は、ことばえらびのたくみさだけでなく、対面する他者との距離感をはかりながら、コミュニケーシ…

ホリエモンチャンネルの「まわりがもとめるキャラクターと自分のイメージとのギャップ」の話から、おもいこみをうちくだくことについてかんがえる

「みんながもとめているホリエモンというキャラクターと堀江貴文という人間の、一致しているところと不一致なところ」について、はなしている。 ホリエモン流のメモの魔力とは?【前田裕二×堀江貴文】 『多動力』とか、『ゼロ』についても、「かきたい!」っ…

偏差値教育批判~わたしの学校ぎらい~

ぼくは偏差値教育には批判的だ。東大や京大が、「めざすべき」対象としてのピラミッドの頂点にたっているのが、うっとうしい。そこにいきたいひとが、努力して、到達することには、なんの批判もない。批判の対象は、そういうヒエラルキーだったり、固定化し…

自分の人生という物語を、「いま」刻一刻とつむいでいくといういきかた

自分の人生をひとつの物語としてとらえて、ストーリーを刻一刻とつむいでいくという、いきかたがある。ストーリーをつむいでいくというのは、つまり、自分の過去を解釈し、意味づけて、そして、現在のありかたを認識し、未来を想像するということだろうか。…

ブログ育成記録10~文章のタイプについて。「情報←→詩」の軸~

朝日新聞の2月22日の朝刊の「折々のことば」という欄に以下のことばがあった。そこから引用する。 <情報は正確なときに真理となり、詩は自立したまとまりを持つときに真理となる。> これはE.M.フォースターのことばであるという。(E.M.フォースターとは、い…

「何の仕事をするか」ではなく、「だれと仕事ができるか」が、たいせつなんだなって。

大学職員の仕事をつづけるか、やめるかで、まよいがあたまをよぎりながら、日々仕事をこなしています。教育にかかわる仕事をしたいので、そういう環境に身をおくことができているのは、とてもうれしいし、たいせつにしたい。たけど、いっしょに仕事をしてい…

ブログ育成記録3~育成方法として、ブログの書き方をかんがえる「ハウツーはかかない」~

目次 「ハウツーはかかない」という大原則 ハウツー物はながくよまれない 本質的なことをかく文章はひとをひきつける 「ハウツーはかかない」という大原則 ちょっと読者がついたものだから、調子づいて、えらそうなことをかいてみる。ぼくは文章をかく基本と…

わたしと音楽(自我と音楽との関係)。hide以前とhide以後。そして、BABYMETALへ。

目次 ~はじめに~ ~hide以前~ ~hide以後~ 好きなものを好きと言うために他をけなす必要はない。 ~音楽は、すきだという自分の気もちを素直にうけいれて、たのしむもの。「BABYMETAL‘が`すきだ」~ ~はじめに~ ぼくは音楽をよくきく方ではあるけれど…

「新型出生前診断(NIPT)」についておもうこと~中絶を選択するおもさについて、など~

「新型出生前診断(NIPT)」の条件が緩和されるという記事が、2019年3月3日の朝日新聞朝刊の一面にあった。記事は二面にもつづく。目的 -記事の要約- -これについて、ぼくのおもうこと- -記事の要約- 「新型出生前診断(NIPT)」とは、胎児にダウン症などがある…

教育の使命~BABYMETALのSU-METALのように、ペルソナを獲得できるようにすること~

教育をおこなう人間は、中元すず香が「BABYMETALのSU-METAL」というペルソナを手にいれたようなきっかけを生徒や学生にあたえていくことが、ひとつの使命だとおもう。まずは、この記事をよんでほしい。 news.yahoo.co.jp 記事から引用――BABYMETALの活動を通…

続・私の教育観~自分の成長は、偶然に、そして、自然におきる。教育の真の価値は目的論ではえられない。~

社会復帰、というより、それよりもっと以前の社会参加のためか。 「このまま"一度も、主観的には、社会参加できていない"とおもったり、かんがえたりしているようでは、本当に社会から、はずれてしまいかねない」というあせりがあって、なんとか、いまの職場…

私の教育観~教育の結果は、偶然によってきまる。そこに教育の価値がある。~

転職をそろそろかんがえている。 言霊ということもあるし、内的世界の社会化というこころみのこともあるし、とりあえず、ことばを発してみる。 こうすることで、たぶん、人間の意識はうごきだす。 ことばを発することで、意識のエネルギーが、たぶん無意識の…

偉大な創造のまえには不条理がある。

おおきな不条理をかかえこめる人間が、たぶん偉大な創造をしているのだとおもう。世のなかの不条理に対して、おもいこみがはげしいのか、なんでかしらんが、かかえこみすぎるタイプの人間が、たぶんいる。たとえば、司馬遼太郎とかはそうだとおもう。だけど…

極度のストレス、怒りをともなうストレスは、豊潤な精神世界をうむ。

適度なストレスがことばをうむ。 あるいは、極度のストレス、怒りをともなうストレスは、豊潤な精神世界をうむ。 そのようにおもう。 ぼくは、ストレス過多のとき、ことばをたくさん、はきだしたくなる。 そういえば、hide(X JAPAN HIDE)はDOUBTを作詞作曲し…

弱音をはいたときに、はげましあえるのが家族だとおもうけれど、そういうわけにはいかない。

弱音をはいたときに、ささえあえる家族でありたい。ともに、人生をあゆんでいける家族でありたい。だけど、そういうわけには、なかなかいかない。父親は自分のことしかかんがえられない人間であり、そして、また、形式的であるしか自分をたもつことができな…

留学って必要?留学すべきなの?についての話

ひさしぶりにまじめなことをかいてみます。留学には、いきたければ、いけばいい。いきたくなければ、いかなくていい。回答はこれしかないとおもいます。まとまりなく、ぼくの意見をいいます。ぼくは学校のカリキュラムで留学にいくことには、批判的です。学…